元夫の俳優船越英一郎(57)から名誉毀損(きそん)で刑事告訴されているタレント松居一代(60)が4日、警視庁北沢署で3度目の事情聴取を終えた。

 この日は、5月24日、28日に続く3度目の出頭だった。第1回は約3時間、第2回は約5時間だったため、この日も長期戦が予想されたが、過去最短の2時間半とコンパクトに終えた。

 DVDなどを入れたとみられる紙袋と、A3サイズのプレゼン用ファイルを抱えて北沢署に乗り込んだ松居。報道陣から「証拠は提出できましたか?」と問われると「もちろんです」と答え、「前回からかなりの量を提出しております。(紙袋が)来たときより軽いです」とにこやかに説明した。

 聴取内容の詳細はこの日も明かさなかったが、「刑事さんたちがとても真摯(しんし)にお話しを聞いてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです」と松居。手応えを聞かれると「わかりません」と口を閉ざしたが、「今まで(民事訴訟では)出せなかった証拠を見ていただいているので、見ていただける場があってホッとしています」と話した。

 一連の騒動は、昨年6月末、松居がブログやユーチューブなどで、当時夫だった船越の不倫などを強く非難したことに始まった。松居は昨年中に船越の所属事務所ホリプロから名誉毀損(きそん)で訴えられていたが、5月16日にホリプロが和解成立を発表していた。その後同23日、松居がブログを更新し、船越個人から訴えられていることを明かしていた。