声優田中真弓が、フジテレビ系で“アドベンチャーサンデー”と題して毎週日曜朝に放送中の3つのアニメ全てに出演し、完全制覇することが10日、分かった。

 田中は「ワンピース」(日曜午前9時半)で主人公モンキー・D・ルフィの声を19年にわたって演じ、4月から放送が始まった「ゲゲゲの鬼太郎」(日曜午前9時)では、砂かけばばあの声を演じ、それぞれレギュラー出演している。

 さらに17日放送の「レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~」(日曜午前8時半)で、事件のカギを握るしゃべる九官鳥プリスケ役を演じることが決まった。その後、放送が続く「ゲゲゲの鬼太郎」、「ワンピース」の3番組にわたり鳥、妖怪、少年と全く違う役柄を演じ分ける。1人の声優が3番組にわたって出演するのは“アドベンチャーサンデー”では初めて。

 田中はフジテレビを通じてコメントを発表した。

 「ありがとうございます! 声優冥利につきます。今回初めて演じたプリスケは、全く違う鳥という役で、3つの役のバランスがちょうどよくて演じていても楽しかったです。比較的少年と豚と鳥は得意なので(笑い)。オファーをいただいた時も『あー鳥ね!』としっくり来ました。過去には『カァ~』って言うだけでせりふのないカラスの役もやったことがあるけど、今回は日本語を喋る鳥だから、感情も出しやすかったですね。『ワンピース』はほぼ地声でやらせてもらっているので、いつも通りに。この回のみどころは、やっぱりシーザーですね。『鬼太郎』は名実ともに砂かけばばあにちょうど良い年齢に差し掛かってきたので、楽しんでやっていますがこの前カッパから『砂かけばばあさん』と呼ばれた時は少し複雑な心境でしたね。全然違う3役を演じていますので、田中真弓だってバレないといいな。どう、バレた?(笑い)」