嵐の相葉雅紀(35)が、テレビ朝日系で10月にスタートするドラマ「僕とシッポと神楽坂」(金曜午後11時15分)に主演し、獣医師役に初挑戦することが11日、分かった。

 東京・神楽坂にある動物病院が舞台。相葉は、主人公の獣医師、高円寺達也を演じる。腕は確かで優しい心を持ち、人々から「コオ先生」と呼ばれながら、動物たちの心に寄り添っていく。原作を読んだ相葉は「コオ先生の周りには年上の女性が多く、僕自身も親戚は年上の女の人ばかりで、女性にいじられる感じはなんだか共感できました」と笑った。犬やネコなど多くの動物たちも登場し、心温まるヒューマンドラマだ。

 相葉は動物好きとして知られ、04年から日本テレビ系「天才! 志村どうぶつ園」にレギュラー出演中。子どもの頃に犬を飼っていたといい、「僕にとってペットは家族。犬が亡くなったときが最初に経験した“死”でした。命は尽きるものなのだと教えてくれたので、忘れられない経験をさせてもらいました」と明かした。

 テレビ朝日都築歩プロデューサーは「コオ先生は相葉さんのイメージそのもので、この“奇跡の合致”を逃すわけにはいかないと思いました」と起用理由を説明した。

 今月中旬から撮影開始。1話に1回は手術のシーンがあるため、現在相葉は医療器具の使い方を医療技術指導の先生から学んだり、縫合などの練習をしているという。「温かいお話なので、みなさんの金曜の夜を温かくできたらいいなと思います」と意気込んだ。