5人組女性グループ、フェアリーズが24日、東京・文京区の東京ドームシティホールで全国ツアーファイナルの東京公演を行った。11年のデビューから7度目の全国ツアーで、初めて福岡で公演を行った。

 公演前にメンバーは取材に応じた。

 長崎出身の井上理香子(22)は、福岡公演を「今までで一番と言えるくらい盛り上がった」と振り返り、下村実生(19)も「盛り上がって本当にうれしかった」と続いた。鹿児島出身の野元空(20)は「もつ鍋と水炊きがおいしかった」と明かした。

 この日は、デビューから最大の約3000人のファンが集まった。新アルバム「JUKEBOX」を20日に発売した後、初のライブ。伊藤萌々香(20)は「ライブの頭から、ガンと新曲『Bangin,』でいきます」と盛り上げを誓った。

 井上は2月上旬に転倒をして右手首を骨折。だが、ツアーが始まる5月26日までには完治させた。治療中は、野元が手の爪を切るなどメンバーが全面協力。井上は「メンバーの存在のありがたみが、あらためて分かりました」と感謝した。林田真尋(20)は「ツアーが5人全員で踊れて良かった」とホッとした表情を見せた。

 また、同じ事務所に所属する「DA PUMP」のISSA(39)が20日に結婚を発表したことに、野元が「会ったら『おめでとう』と言いたい。お祝いにペアのシーサーを贈ります」と祝福した。

 ライブは1時間40分で17曲を披露。11年9月のデビュー当時から、日本の若手女性グループでは、完成度の高いダンスとボーカル力は群を抜いていた。今年9月で丸7年。その成長ぶりを約3000人に何度も見せつけた。