女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の3日に放送された第107話の平均視聴率が20・8%、4日放送の第108話が21・1%(ともに関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話と鈴愛が秋風塾を辞め新展開となった82話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、ふと律(佐藤健)の実家に電話してしまった鈴愛(永野芽郁)だったが、電話口の向こうからは子供の声で応答あり、鈴愛は驚き「え!誰」と律の子供の翼だと分かり「信じられないな」と過ぎた時間の長さを実感した。光江(キムラ緑子)から現状を様子を聞いた鈴愛は、花野(山崎莉里那)のためにも涼次(間宮祥太朗)と直接会って話をしようと、居候する祥平(斎藤工)の家に向かう。そこで鈴愛は「別れるのは嫌だ。出会った時から涼ちゃんに恋してる、帰ってきて」と涙ながし訴えた。しかし涼次は「かんちゃんをよろしく」と言うと、鈴愛は「さよなら」と伝えた。そして光江(キムラ緑子)、麦(麻生祐未)、めあり(須藤理彩)に別れのあいさつすると、花野を連れて実家の岐阜に向かった。実家のつくし食堂にはお客の行列が出来ていた。鈴愛は驚きながら店に入ると、満席で賑わっていた。そのお客の中には菜生(奈緒)と結婚した龍之介(矢本悠馬)の姿もあった。そして、突然の鈴愛と花野の姿に晴(松雪泰子)らも驚く中、涼次と別れて実家に帰ってきたことを告げた。するとそこへ、律がお店にやってきた、という内容だった。