シンガー・ソングライター広瀬香美(52)が29日、ツイッターで新事務所「Muse Endeavor inc.」に移籍したと報告した。マネジメントしていた前事務所「オフィスサーティー」とは円満に解決し、移籍に合意したという。

「このたびは、ファンの皆様、音楽関係者をはじめ、すべての皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりおわびいたします。今般、広瀬香美は、話し合いを重ねた結果、これまでお世話になった株式会社オフィスサーティーとの間の問題につきまして円満な解決に至り、新会社Muse Endeavor inc.に移籍し、株式会社オフィスサーティーも移籍に合意いたしましたことをご報告いたします。広瀬香美は、今後も世界中の皆様に素晴らしい音楽を届けられるよう、より一層、音楽活動にまい進してまいります。引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします」。

一方、オフィスサーティーも平野ヨーイチ代表取締役の名前で「今般、弊社と弊社所属アーティストであった広瀬香美は、話し合いを重ねた結果、問題が円満に解決したことをご報告させて頂きます。今後とも広瀬香美にかわらぬご支援を頂けますようお願い申し上げます。」との声明を発表した。

広瀬は5月28日に新たな公式サイトを開設し、オフィスサーティーとのマネジメント契約を終了し、設立中の新事務所「Muse Endeavor inc.」に移籍することを報告。これまで以上に音楽家としての可能性を追求すると記していた。

一方、オフィスサーティーは同31日に「弊社に許可を得ることなく、新事務所に移りましたと発表した」と、一方的に独立を発表されたと説明。また「『広瀬香美』は弊社代表取締役が命名した芸名であり、『広瀬香美』の芸名の使用権限は、弊社及び代表取締役に帰属しており、弊社所属アーティストとしての活動以外には『広瀬香美』の芸名を使用できません」とした。そして「弊社としては一方的な対応に強く抗議し『広瀬香美』の芸名を使用した芸能活動の一切の禁止を求めるとともに、断固たる法的措置をとる所存であります」と芸名の使用禁止を求めていた。