俳優野村周平(24)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時40分)の第5話が3日に放送される。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテない26歳のシステムエンジニア宮坂龍彦。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくった。そして、3回断るとテロ撲滅隊の支援に行かなくてはならないのだった。

お嬢様の冬村奈々を演じる高梨臨(29)は今年2月に、ロシアW杯にも出場したサッカー日本代表DF槙野智章(31)と結婚した。野村は「バラエティーでサッカーをやるのに教えてもらいに行くJリーガーどころのレベルじゃない。W杯の人ですよ。俺は養子にだってなるもん。高梨さんにはアドリブに付き合ってもらった。お好み焼きを食べに行くシーンで、ひっくり返すのもアドリブ満載で楽しかった」。高梨は「基本的にリハーサルでは、野村君はふざけてるんですよ」と笑うが、野村は「本番では100%だしたいから。本番をしっかりやるために、リハーサルはしっかり遊びます」と話している。

第5話では、龍彦(野村)の5度目のお見合いの相手は奈々(高梨)だった。すでに2回お見合いを断り、次に自分から断るとテロ撲滅隊行きにリーチがかかってしまっている。奈々は、ブランドバッグにダイヤのアクセサリー、派手目な服装で無理目な女を演じ、料理がまるでできない事をアピールするなど、即見合いを断られるよう振る舞う。

しかし、龍彦は美人の奈々を前に恐縮し、こんな僕をどうぞ断ってください、などと言い出す始末。自分に執着せずあっさり身を引こうとする龍彦に調子を崩された奈々は、引くに引けず自ら見合いを続行し、連絡先を交換して次回も会う約束までしてしまう。

その夜、龍彦は友人の鯨井(加藤雅人)や北風(松本享恭)に状況を話す。北風は「その女、明らかにリーチだね」と断言。テロ撲滅隊行きリーチになった女性が被害にあった刑事事件が多数起きている状況を話す。奈々のような美人が何故、「抽選見合い結婚法」に振り回されているのか…。恋愛とはどこか違う気持ちのように思うものの、奈々のことが気になっていく龍彦だった。

一方、鈴掛好美(佐津川愛美)はイケメンで好条件の銀林嵐望(大谷亮平)とお見合いで出会ったことに驚きと緊張を隠せない。さらに好美が出した「飲酒をしない人」という条件に合致しないことを知った嵐望から「ノーカウントにしないで欲しい、僕ともう一度会っていただけませんか」と真剣なまなざしでアプローチされる。嵐望は好美に母性の強さを感じていたのだった。そして2度目の食事でさらに2人の距離は近づいていく。

数日後、龍彦と奈々は前回と同じ喫茶店で会っていた。緊張している龍彦に対し、男のくせにみっともない等とあれこれアドバイスする奈々。奈々は龍彦の前では、徐々に本音を出せるようになっていく。料理ができないと言う奈々をお好み焼き屋に誘った龍彦は、強引な奈々によって“マイヘラ“を奪われ、潔癖性を乗り越えるよう促される。