阿部寛(54)主演のTBS系ドラマ「下町ロケット」(日曜午後9時)の第6話が18日に放送され平均視聴率が13・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日、分かった。

第1話から13・9%、12・4%、14・7%、13・3%、12・7%だった。

作家池井戸潤氏の人気小説「下町ロケット ゴースト」と「下町ロケット ヤタガラス」が原作。15年放送の前作は平均視聴率が18・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。同年放送のドラマで1位となった。

第6話の内容は、島津(イモトアヤコ)から、ギアゴーストはダイダロスと資本提携をしたと聞いた佃(阿部寛)たち。急いで伊丹(尾上菊之助)のもとを訪れるが、的場(神田正輝)への復讐(ふくしゅう)に燃える伊丹は、佃製作所からの恩義を忘れ、「あなたたちとでは生き残ることはできない」と非情な宣告をする。それを聞いた佃は激高するが、伊丹は取り合わない。

そんな折、財前(吉川晃司)が佃を訪ねてくる。財前は新規事業として、無人農業ロボットの開発を目指していると告白。それは、高齢化が進み、深刻な労働力不足にあえいでいる日本の農業を救いたいという思いからだった。そこで、新しく帝国重工が開発する農機具のエンジンとトランスミッションを佃製作所に供給してもらいたいという申し出だった。

さらに財前はほかの協力者として、北海道農業大学の教授で、無人農業ロボット研究の第一人者である、野木(森崎博之)の名前を挙げる。

野木は佃の大学時代の同期で、互いを高めあった親友。そんな野木を新規事業に協力するよう、説得してくれと頼まれる佃だったが…。