映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)の原作は自身らによるものだと主張する脚本・演出家の和田亮一氏が、現在も相手側と協議を行っていることを報告した。

和田氏は今年8月、自身が主宰した劇団PEACEの舞台「Ghost in the Box!」が「カメラ-」の原作であり、著作権は自身や劇団側にあると主張して話題となった。一方の「カメラ-」側は、上田監督が映画を作るにあたり同舞台から着想、影響を受けたと認めているが、ストーリーや脚本は全く別物だと反論しており、妥協案として、映画のエンドロールには「原案」として劇団名、「スペシャルサンクス」として和田氏の名前がクレジットされている。

和田氏は11月30日に更新したツイッターで、「現在『Ghost in the Box!』と『カメラを止めるな!』の件について、アメリカ・ロサンゼルスを本拠地とするクイン・エマニュエル法律事務所の弁護士を代表とした日本とアメリカの弁護士チーム、及び、制作チームと共に、本件について相手側と引き続き協議を行っております」と報告。「また、『Ghost in the Box!』に関する過去および現在のビジネス上のすべての事柄をそちらのチームと共に扱っております」とした。