脳科学者の茂木健一郎氏(56)が、NHKの情報番組を「自局の番宣がらみか、『芸能村』の内輪話しかしない」とこき下ろした。

茂木氏は18日、ツイッターで「NHKあさイチ、村木厚子さんが出ているとトレンドで知る。<珍しく>グッドジョブ!」と、同日放送の「あさイチ」に郵便不正事件で誤認逮捕された厚生労働省の村木厚子元局長が出演したことに反応し、「いつもは、自局の番宣がらみか、『芸能村』の内輪話しかしないのに(笑)」とチクリ。「このような社会性のあるキャスティングを少なくとも30%くらいにしたら、NHKの評価も上がると思うよ」と私見を述べた。

続けて茂木氏は「まあ、『芸能村の内輪話』感は、『ごごナマ』の方がひどいかも(笑)」と、平日午後に生放送されている同局の情報番組に言及し、「その時間帯に見ている方はそういうのが好きだ、とNHKが勝手に決めつけているのならば、視聴者をバカにしている」と批判。「もっと社会性のある、世界に開かれたネタを見たいひと、その時間にテレビを観ている人の間にもたくさんいる」とつづった。

茂木氏は同局の報道番組についても、6日にツイッターで「NHKニュース7、今夜も救いようがない。国際性なし、批評性なし、編集ぬるい、ジャーナリストとしてのスタンスゼロ。特に昔に比べて劣化しているというわけではなくて、こちらの眼が、さまざまな諸国のニュースを見ることで肥えてしまっているから。NHKニュースだけ時間が石器時代で止まっている」と酷評していた。