三遊亭円楽(68)が10日放送のTBS系ドラマ「グッドワイフ」(日曜、午後9時)に物語のキーマンとなる大物政治家として出演することが8日、分かった。

主人公・蓮見杏子(常盤貴子)の夫で東京地検特捜部の元部長だった壮一郎(唐沢寿明)は女性スキャンダルで世間の批判を浴び、さらに収賄の容疑で逮捕、勾留されている。円楽は事件の情報を握る大物政治家・南原次郎役で出演する。 内閣官房副長官を務める南原は、検察庁のOBであり検察に顔が利く人物。今回の事件に関しても、重要な情報を握っている。人のよさそうな笑顔とリーダーシップを発揮する話術を持つと同時に、ひと癖もふた癖もある男を円楽が怪演しているという。

円楽は自身の役について「悪役ってやってみたかったんですよ。だってすごくいい人じゃない、私(笑い)。先代の師匠にも言われたんですよ、『悪役は得だよ』って。だっていいことをすればちゃんと了見を入れ替えたって言われるし、悪役からは戻れるけど、善人が悪い役やると『あいつは嫌なやつだな』って言われちゃう。だから今回の悪役はうれしいんです(笑い)」とユーモアをまじえ語っている。