昨年11月にNMB48を卒業した山本彩(25)は、4月17日に初シングル「イチリンソウ」をリリースし、ソロシンガーとして第1歩を踏み出す。17日、所属事務所が発表した。レコード会社もユニバーサルミュージックへ移籍。本格的に、夢だったシンガー・ソングライターとして始動する。

山本はNMB48に在籍していた16年10月にアルバム「Rainbow」でソロデビュー。翌17年10月には2枚目アルバム「identity」を発売し、それぞれ、発売前後にソロツアーも敢行していた。

だが、かねて「やっぱり堂々とシンガーと言えるのは、シングルを出してから。早くシングルを出せるようになりたい」と言い、本格的にソロで勝負することを「シングル発売」と位置づけてきた。

昨秋は卒業を控えていたため、ソロ作品を発表せず、卒業後の歌手活動をみすえて創作活動に専念していた。初シングル「イチリンソウ」は、山本の作詞作曲。亀田誠治氏がプロデュースを担当した。

レコーディングのギター演奏も山本自らが手がけ「いつの日か枯れるのであれば強く生きたい」との強いメッセージを込めて制作したといい「別れや出会いが多くなる春の季節に寄り添うミディアムナンバー」に仕上げた。

カップリング2曲も山本が作詞・作曲。「君とフィルムカメラ」は寺岡呼人氏がプロデュース、もう1曲(タイトル未定)は、NMB48時代からのライブメンバーの「チームSY」でレコーディングに臨んだ。

山本は今後、23日の埼玉公演を皮切りに、6月2日の沖縄まで全国23都市26公演のツアーを控えている。

昨秋の卒業直前には「(48グループは)会いに行けるアイドルでしたが、卒業したら今度は、私の方からみんなに会いに行きたい」と話していた通り、有言実行で各地を回り、5月13、14日にはZepp Tokyo、同27、28日にはZepp Osakaでライブを行う。