ステージ4の舌がんであることを公表したタレント堀ちえみ(52)がレギュラー出演している大阪・MBSテレビ「ちちんぷいぷい」(関西ローカル)が21日、生放送された。堀が休演となり、初の放送。レギュラーとしてともに出演、デビュー当時から親交がある落語家桂南光(67)が、本人は年明けに舌がんを疑っていたことを明かした。

番組冒頭で、南光は「親戚のおっさんみたいに思われていて、なんでも話をしてくれていた」と前置きし、堀が口内炎と診断された後、処方された薬では痛みが治まらないと相談されたときは「その薬をやめたほうがいいよ」とアドバイスした。

さらに堀から口腔(こうくう)がんの専門医の知り合いがいないか尋ねられ、知り合いはいないと答えると、堀は「私、舌がんかもしれない。ネットで調べたら、私の舌の状態が舌がんかもしれない」と話したという。

南光は病院で受診することを勧めたが、「受診するのは怖い」と弱音を吐いたが、専門医の受診を強く勧めた。堀は2月4日に出た検査結果で舌がんと診断され、19日にブログで公表した。

診断後、南光にはブログでの公表前にLINE(ライン)で、「これは私が受ける試練だと思います。修行に行ってきます」。診断されてからも2週続けて同番組に出演していた。

「南光さん、普通にしておいてね」とお願いされていたという。南光は「ほんと、彼女は気丈で腹が据わっている」とエールを送った。