女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の28日に放送された第50回の平均視聴率が20・6%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、東洋動画の試験に落ちたなつは、北海道に手紙を書こうとしたが、なかなか筆が進まなかった。川村屋の光子(比嘉愛未)にも報告すると、そのまま川村屋で働いてもいいと言われたが断った。なつの落ち込む様子を見た雪次郎(山田裕貴)は、咲太郎(岡田将生)に落ちたことを話した。すると咲太郎はなつの住むアパートに励ましをしに行った。そこで東洋動画の大杉社長(角野卓造)から、面接の時に何か聞かれなかったかと、なつに尋ね始めた。なつは「何も…」と話すだけだった。後日、咲太郎は東洋動画の仲努(井浦新)に直接、落ちた理由を聞きに行った、という内容だった。