女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の29日に放送された第51回の平均視聴率が20・8%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、東洋動画の入社試験に不合格となったなつ(広瀬すず)の兄・咲太郎(岡田将生)は役者仲間のツテを頼り、東洋動画のアニメーター・仲(井浦新)に直接、不合格の理由を聞きに行く。すると仲は「受かったものだと思っていた」という。仲は川村屋になつを訪ねる。そして、なつを落としたのは東洋動画の大杉社長(角野卓造)で、新劇に入っている咲太郎への誤解があったのが理由だったことが分かる。しかし、9月に今度は東洋動画の仕上げの試験があり、なつは気持ちを取り直して再挑戦することを決意する。だがその矢先、咲太郎が警察に捕まってしまう。