女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第79回の平均視聴率が20・1%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、東洋動画で短編の漫画映画制作が決定する。なつ(広瀬すず)と麻子(貫地谷しほり)はその原画に抜てきされ、監督志望の坂場(中川大志)と企画を考えることになった。

一方、北海道の柴田牧場ではある女の子が訪ねて来た。富士子(松嶋菜々子)はなつの妹千遥(清原果耶)と察する。柴田家は千遥を歓迎する。富士子らはなつに電話で知らせようとするが、千遥は「姉が無事ならいいです。姉には知らせないでください」と何か事情がありそうな様子だ。それでも富士子からの電話で千遥の来訪を知ったなつは、驚く。