吉本興業から契約解除され記者会見した雨上がり決死隊宮迫博之(49)とともに、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が、吉本を告発した一連の報道を受け、極楽とんぼ加藤浩次(50)は、20日深夜に放送された大阪・MBSラジオで「会社への信用一個もない」と不信感をあらわにした。

加藤は相方の山本圭壱(51)らとともに、MBSラジオ「極楽とんぼオレたちちょこっとやってまーす!」に出演。加藤は「今日はバカな話をしようと思ってたけど、おちゃらけてる場合じゃない」として、きりだした。

亮はもともと番組レギュラーで、闇営業問題が報じられた直後、6月8日放送分の同番組内で、金銭の授受はなかったなどと、虚偽の発言をしていた。会見でも、亮は「ラジオでもウソをついた」と告白しており、加藤は「このラジオの話もしてたわ。心苦しかった」と語った。

宮迫と、亮について「ウソをついてたっていうことがあるわけですけど、良心の呵責(かしゃく)というものを感じたね。亮はまじめな人間だし、宮迫さんもおとこ気ある人間じゃん。だからね、会社に腹立ってね。なんでこんなこと起きたんだって」と、率直な感想を続けた。

その後、吉本へ「信用は一個もない。それはタレントみんなの思いだと思う。上層部は信用できない」と痛烈に言い放った。これには、自身が解雇された後に吉本へ復帰した山本も「そう、どこがどうか分からん…」と吐露した。

加藤はまた、亮らが圧力を受けたと名前をあげた吉本興業の岡本昭彦社長にも触れ「岡本社長がそう言ってたと。あの2人(宮迫、亮)がウソをついてると思えないから」。ただ、山本の復帰を認めた吉本、岡本社長には「お世話になったね、これはって。山本と2人で恩返ししていこうって気持ちはずーっとあったわけ。会社に対して」と複雑な思いをのぞかせつつも「やっぱそこ、言わせちゃダメでしょ」と、宮迫らを会見に追い込んだ会社の姿勢を批判した。