女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の23日に放送された第125回の平均視聴率が20・7%、24日放送の第126回が21・0%(ともに関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつの陣痛が始まり、富士子(松嶋菜々子)らは病院にやってきた。夫の坂場(中川大志)は、いても立ってもいられず、ウロウロするばかりだった。そして病室から元気な産声が聞こえると、みんな喜びの笑みを浮かべた。そしてなつは赤ちゃんの名前を泰樹(草刈正雄)に名付けてほしいとお願いした。泰樹も了解し1週間考え、「優(ゆう)」と命名した。それから1カ月が過ぎ、富士子も北海道へ戻り、同時になつがまた職場に復帰する日となった。

再びアニメーションの仕事に戻ってきたなつを、会社の仲間は温かく迎え入れた。仲(井浦新)からは、新しい作品の作画監督ではなく、体調なども考慮し「魔法少女アニー」の原画として復帰するよう言われた。なつは仕事に集中しようとするが、優のことが気になってしまう。また坂場も翻訳の仕事をしながら優の面倒を見ているが、マコプロダクションで作ろうとしているアニメーションのことが気になっていた。そして1年の月日がたち、なつらは優を預けられる保育園を探した。しかし紹介された場所は全てダメになり困惑した、という内容だった。