漫画家の小林よしのり氏(66)が、2日発売の「週刊ポスト」に「韓国なんて要らない」と題した特集が掲載されて批判の声があがっている問題について、「『断韓』という政治的意見は『言論・表現の自由』の範囲内だろう」と私見を述べた。

小林氏は3日、「週刊ポストは『断韓』記事を堂々と載せるべし」のタイトルでブログを更新。「わしの見解を言うと、『怒りを抑えられない韓国人の病理』という記事は、ネトウヨっぽい、差別に繋がる記事だと思うが、『断韓』という政治的意見は『言論・表現の自由』の範囲内だろう。小学館は病気扱いの記事のみ謝罪しておけばいいのであって、『断韓』記事は今後も堂々と続けるべきである」との考えを示した。

続けて「しょせん韓国と断交なんかできやしない。そう言いたくなるほど、腹に据えかねてるという気持ちを表出するのも、『表現の自由』だろう」と説明。同誌に連載を持つ作家たちが連載休止を宣言するなど抗議が相次いでいるが、「作家が『もう書かない』と脅迫すれば、出版社が『表現の委縮』に走る。それを狙っているのなら、『表現の不自由展、その後』を抗議で潰した右翼と同じじゃないか! 右派も左派も、自分のイデオロギーに反する『表現の委縮』『表現の不自由』を望むらしい! 香港では権力による『表現の弾圧』と命がけで戦ってる若者がいるというのに、日本では民間人どうしの『表現の潰しあい』ばっかりやっている。臆病で、偽善的で、劣化した連中ばっかりだ」と批判した。