池松壮亮(29)が3日スタートのテレビ東京系「探究の階段」(木曜午後10時54分)で番組ナレーションを担当することが2日、分かった。

最先端技術を用い、常識にとらわれない製品の開発に取り組む人々を取り上げるミニ番組。高齢者が服薬しやすくなる「溶けないアイス」や闘病者が遠隔操作する「ロボットコミュニケーター」など、これから広く知られる技術を紹介していく。

元々技術者や職人に興味があり、番組内容に共感しオファーを受けたという池松。俳優と探究者の共通点について「動機がどこに向いているのかは、通ずるものがある」とし、「テクノロジーを使って人道的なところに目を向けている。映画も技術が伴ってきていて、CGだったりあらゆることが進化している。それは人に面白いと思うものを見せるためのもので、そういうところは通じるのかな」と話す。

ナレーションの仕事については「自分の声が好きじゃない」と苦笑いで明かしつつ、「プロではないので、自分が読んで感じたことが声に乗れば。感じたものをすくい取って声に出すこと。声のプロではない俳優の自分に声を掛けてくれたので、できるのはそれだけかなと思っています」。池松は「普段触れることのない人たちにスポットを当てて、その人の歩みや存在を世の中に伝えられたら」と意気込んだ。

番組を手掛ける増田武史プロデューサーは「超多忙な池松壮亮さんがナレーションを引き受けてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。『へー』や『なるほど』が満載、知的好奇心もちょっぴり満たされる210秒のヒューマンドキュメンタリー!スタッフ全員で“未来の世界”を探す旅に出かけます。ぜひお楽しみに!!」とコメントしている。