Netflix(ネットフリックス)で配信された、山田孝之主演のドラマ「全裸監督」の脚本を担当した、劇団山田ジャパン主宰の山田能龍氏(43)が3日、同劇団の女優羽鳥由記(39)と、17年の交際を経て結婚したと発表した。

「報告まで間が空きましたが、ずっとお付き合いしていた羽鳥由記さんと入籍致しました。かれこれ17年付き合いました。知り合いの皆様にはご心配をおかけしましたが、変わらず日々笑って、仲良く二人で歩んでいきます」

また「証人は大親友のあさこと山根になって貰ったよ。しあわせだ」と、同劇団にも出演する、いとうあさこが証人になったことも明かした。

山田氏は、日本演出者協会主催の若手演出家コンクール2007優秀賞受賞メンバーを中心に、2008年(平20)6月25日に「ゲーセン下ル」で、劇団山田ジャパンを旗揚げ。いとうをはじめ劇団員、芸人、タレント、ミュージシャン、実力派劇団から、個性あふれた多種多様な客演陣を迎え、山田氏の独特の言語感覚とコメディー感で構築された世界観を体現する舞台が評判を呼んだ。12年には「盗聴少年」で大阪進出を果たした。以降、動員数は2000人を超え、中劇場を拠点に人気を高めている。旗揚げから10年、劇団の全作品の脚本、演出を手がけ、けん引している。

山田氏は舞台と並行し、映像作品の脚本家としても進境著しく、17年の「新宿セブン」、RADWIMPSのボーカル野田洋次郎が初主演した「100万円の女たち」など、テレビ東京系ドラマの脚本を相次いで手がけた。また今年、話題を呼んでいる「全裸監督」でも脚本を担当するなど、人気脚本家として引っ張りだこの存在だ。24日から関西ローカルで放送される、関西テレビの連ドラ「猪又進と8人の喪女~私をもらってください~」の脚本も担当。また16年には「TOKYO CITY GIRL」で映画監督としてもデビューした。

羽鳥は、蜷川実花監督の07年の映画「さくらん」、10年の映画「ランデブー!」などに出演。日本テレビ系「エンタの神様」などにも出演し、コミカルでキュートな演技を見せている。