俳優で演出家の宅間孝行(49)と女優飯豊まりえ(21)が1日、大阪市内で、宅間が主宰する演劇プロジェクト「タクフェス第7弾『流れ星』」の取材会を開いた。

飯豊は、今作で本格舞台初出演。魔法使いのマリーを演じる。「稽古は楽しいし、本番は生で反応が返ってくる。ひとつになっている時間がすてきです」と語った。

作・演出を手がけつつ、舞台に出演する宅間は、飯豊について「マリーでこけてしまったら、この芝居は終わりと思ってた。稽古をやっていって、期待を超える結果を出した。(出演者の中で)一番年下だけど信頼してた」と話した。

飯豊は、魔法使いの役に「なれるもんじゃないけど、ファンタジーの世界に生きられる。ノリノリで抵抗ないです」と楽しんでいる。

物語では、田中美佐子(59)演じる夏子が魔法使いの力でタイムスリップする。物語にちなんで、戻りたい時期はあるかの質問に、飯豊は「それはそれでしょうがないと思ってしまうタイプだけど、小学校のとき、ガムをかんでうたた寝して、朝に体と髪がくっついてた。伸ばした髪をばっさり切った」と明かした。

公演は10月にスタートしており、12月4~8日の大阪・梅田芸術劇場公演で千秋楽を迎える。