40周年を迎えた大ヒット格闘ギャグ漫画「キン肉マン」の記念イベントが29日、都内ホテルで開催され、作者「ゆでたまご」の嶋田隆司氏、中井義則氏と、初代担当編集者の中野和雄氏によるトークショーなどが実施された。11月29日は「いいにくの日」であり、日本記念日協会が制定した「キン肉マンの日(金曜日の29日)」でもある。また、この日は最新コミックス第69巻と、2冊の関連本も同時に刊行された。

連載がスタートしたのは1979年(昭54)。トークショーで初代編集担当の中野氏は「よく続いたなという驚きはあります。11年に週刊プレイボーイで再開したことで新しい気持ちで取り組むことができたのでは」と40周年を振り返った。中井氏は、中野氏をモチーフにしたキャラクター「アデランスの中野さん」とキン肉マンとのツーショットをその場で描き上げ、「このキャラクターを登場させるとギャグが展開していく。キャラをいじるのは楽しかった」と振り返った。

今後について、嶋田氏は「読者が望む限り続けます。もう1度アニメ化、映画化されるまでやめられない」と話していた。