漫才日本一を決める「M-1グランプリ2019」の決勝が22日(午後6時34分、テレビ朝日系で生中継)に行われる。準決勝敗退の16組が敗者復活(同日午後1時55分)の1枠を争い、準決勝を勝ち抜いた9組との計10組で“令和初の漫才日本一”を争う。

今年は実力者が準決勝で敗退。3年連続決勝進出のかまいたち、2年連続の見取り図以外は、からし蓮根、ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、すゑひろがりず、ニューヨーク、インディアンスの全てが決勝初進出だ。それだけに、敗者復活は熾烈(しれつ)な争い。昨年まで3年連続準優勝の和牛、2年連続決勝のミキ、アインシュタインなどが敗者復活から勢いに乗っての優勝を狙う。日刊スポーツの東西担当記者が、敗者復活と決勝の行方を予想した。

 

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<東京本社・お笑い担当=小谷野俊哉記者の予想>

◆敗者復活枠 アインシュタイン

敗者復活は和牛、ミキ、アインシュタインまでが圏内か。昨年の敗者復活戦は、明らかにラストイヤーのプラス・マイナスが一番面白かった。会場の笑いも、ぶっちぎっていた。それでも敗者復活を勝ち抜いたのはミキだった。視聴者投票なのだから、知名度の差が大きすぎた。ミキがえこひいきをされたようにいう者もいたが、ルールで視聴者投票と決まっていれば、俗に言う“おねえちゃんや子供向け”が強いのは当然。

だが、ここはぶっちぎりのブサイクの勢いと、願望を込めてアインシュタインの敗者復活と予想しておこう。

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<大阪本社・演芸担当=星名希実記者の予想>

◆敗者復活枠 アインシュタイン

敗者復活枠は、アインシュタインが勝ち上がるのではないか。4年ぶりに復活した「よしもと男前ブサイクランキング」。16万666票を獲得し、2位のEXITりんたろー。と13万票の大差をつけて1位に輝いた稲田直樹(34)が、準々決勝で、メガネを頭にかけて、いきがる姿を披露した。これを見て、おもしろいのはもちろん、堂々と「かっこいい」と感じた。敗者復活をかけて「プロのブス」をより一層磨いてくると思う。