画家の佐伯俊男さんが、昨年11月に死去していたことがわかった。公式サイトで14日までに発表された。

公式サイトは「訃報」として、「絵師 佐伯俊男が2019年11月21日 74歳にて他界いたしました」と報告。「葬儀につきましては故人の遺志に従い近親者のみで相済ませました」とした。

公式サイトなどによると、佐伯さんは寺山修司、澁澤龍彦らの激励を受け70年「平凡パンチ」でデビュー。出版界を中心に国内外で活動した。代表作に『痴虫』『痴虫2号』など。エロスのある春画風の独特の作風で「エロティック・エンジニア」の異名もとった。

ミュージシャンやアーティストにも支持者が多く、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの「Sometime in New York City」のレコード・ジャケット、山下洋輔トリオのコンサートポスター、インキュバスの舞台背景画なども携わった。