俳優で歌手の小林旭(81)の妻で、12日に肺がんのため84歳で亡くなった元女優の青山京子さん(本名・小林みどり)の告別式が23日、東京・西五反田の桐ケ谷斎場で営まれた。

日活関係者によれば、「小林は普段通りにあいさつしていました」。参列者は約100人で、高橋英樹、なべおさみ、丹古母鬼馬二や日活時代の大部屋俳優らも参列した。

小林は喪主として、書道家小沢蘭雪氏が「北へ」「ついて来るかい」など名曲の歌詞を折り込んで告別式のために作ったという詩を引用し、最後には「皆様の熱き心を頂いて本人も悠々旅立つことができました。ありがとうございました」とあいさつし、深々と頭を下げたという。小沢氏は青山さんの書道関係の友人で、この詩はひつぎにも入れられた。

青山さんは高校2年の時に東宝入りし、1952年の映画「思春期」で女優デビュー。約70本の映画、ドラマなどに出演した。67年11月に小林と結婚した。