“声優界のアカデミー賞”とも言われ、14回目を迎える声優アワードの実行委員会は26日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月7日に都内で予定していた授賞式と、併催イベントの新人発掘オーディション最終審査を中止すると発表した。

実行委員会は「感染症対策を始め、実施に向けて調整しておりましたが、感染経路が特定されておらず、有効な治療薬や対処法の先行きが見通せないという報道を受け、この事態を重く受け止めた」と中止の理由を説明した。

なお「第14回声優アワード」の受賞者については、3月7日午後6時から文化放送のインターネットラジオ「超! A&G+」で放送する特別番組「文化放送超! A&G+スペシャル 第十四回声優アワード受賞者発表SP」で発表する。また声優アワードの公式ツイッターアカウントでも、放送内容に追従する形で発表するという。

実行委員会は「本イベントを楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございませんが、何とぞご了承いただけますと幸いです。皆様のご理解、ご協力の程よろしくお願い致します」とした。一方で「受賞者の皆様をはじめ、関係者の皆様、オーディション参加者の皆様の安全を最優先とすべく、中止・順延はやむを得ないとの判断に至った次第です」と今後、順延する形で授賞式、併催イベントを開催する可能性にも含みを持たせた。