女優松下奈緒(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10時)の27日放送の第8話の視聴率が5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日、分かった。前回より0・3ポイント、ダウンした。

初回から8・4%、7・7%、8・4%、6・1%、7・2%、7・4%、6・0%だった。

松下が演じるのは、横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医のオンコロ先生こと恩田心。事故に遭って意識不明になった夫・匠(中村俊介=45)は、関東医大中央病院で3カ月も闘ったが死亡。1人息子の蓮(桑名愛斗=8)を育てながら、関東医大中央病院から移籍してきた消化器外科医の梶山薫(木村佳乃=43)とがん診療のバディを組んで日々、奮闘している。

第8話で、心(松下)は、抗がん剤治療を受けないと言う高坂民代(高畑淳子)に理由を尋ねる。動けるうちにやりたいことをやっておきたいと答える民代は、心と薫(木村)の関係を心配していた。

心の夫・匠の死につながった医療過誤は薫のミスではなく、薫の上司だった須藤(田辺誠一)によるものだったと明らかになっていた。それでも薫は横浜みなと総合病院を辞める気でいた。薫に会った心は、本当に辞めるつもりなのかと聞く。

そんな時、高校生の井上和樹(萩原利久)が入院してくる。和樹は幼い頃からがんで入退院を繰り返し、今回も大学入学を目前に控えての再発だった。心と一緒に和樹と会った研修医の夏樹奈海(岡崎紗絵)は医局で光野守男(藤井隆)に、かつて和樹が入院していた時の様子を聞く。光野は子供の頃の和樹は優しくて頑張っていたと教えるのだが、和樹もその家族たちも病気に疲弊していた。自分の弟もかつて入退院を繰り返していた経験がある奈海は和樹に寄り添おうとする。

一方、心は奈海や、同じ研修医の結城涼(清原翔)に、若い患者たちの気持ちを知ってもらおうと患者との交流会を開く。そこで、奈海と結城は患者や家族の本音を聞く。交流会の後、心は薫たちを自宅に誘う。恩田家に着くと、結城と奈海は京太郎(北大路欣也)と漣(桑名愛斗)が待つ室内に入るのだが、薫は躊躇(ちゅうちょ)してしまうのだった。