3月29日に新型コロナウイルスで亡くなったコメディアン志村けんさん(享年70)の冠番組で、同31日に放送されたフジテレビ系バラエティー「志村でナイト」(火曜深夜1時55分)の視聴率が1日、2・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。

前回の1・3%より倍増以上で、1・5ポイントアップした。18年10月9日の番組開始から最高だった。数多くのファンが深夜まで起きて、志村さんが生前に収録した最後の笑いを楽しんだ。

番組では冒頭に「志村けんさんは3月29日に新型コロナウイルスで亡くなりました」などと経緯を説明したテロップが流れた。そして「たくさん笑ってしのんでいただけると幸いです」と所属のイザワオフィスと「志村でナイト」スタッフ一同の連名で結んで、通常通りの内容が放送された。

志村さんは、お笑いコンビ千鳥の大悟(40)が演じる客を相手に「喫茶店・Shimura」のマスターに扮(ふん)するコントなどを演じた。今後の予定は未定。