新型コロナウイルスの感染が確認された俳優石田純一(66)が16日、木曜コメンテーターを務めている文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」(月~金曜午後3時半)に録音で出演した。

熱が38・8度あるとし、かなりもうろうとした口調で「皆さん、どうぞ油断せずに、気をつけて、気をつけて、それでもなおかつもう1回気をつけて、一緒に乗り越えられたらいいなと思います」と話した。

録音は、PCR検査での陽性が判明した15日夕に、電話インタビューの形で行われた。体調の変化を感じたのはいつか、との質問に「正直言うと、ちょっと特定できないです」。14日に受けたPCR検査についても、「具合が悪くて下を向いていて、何がPCR検査か分からなかった」と弱々しい声で語った。

番組では、きょうの石田の体調について、妻のプロゴルファー東尾理子に聞いた話として、「きのうのインタビューでは元気そうに聞こえたかもしれないが、きょうは息苦しさや頭痛も増していて、心配な状態が続いている」と伝えた。

石田は4月10日、仕事で沖縄へ行き、11日、体のだるさを感じた。発熱やせきなどの症状はなかったが、13日に東京へ戻るまでホテルで休息をとった。14日、病院で肺炎の傾向が見られたため入院。PCR検査を受けたところ、15日に陽性と確認された。

石田の感染を受け、番組では、9日の生放送でスタジオ共演していたメインキャスターの斉藤一美アナウンサー(52)と、木曜サブキャスターの永野景子記者が15日から自宅待機となっている。

この日の放送は、西川文野アナがメインキャスターを務めて行われた。斉藤、永野両キャスターの自宅待機は22日までとし、その後健康状態に問題がなければ番組に復帰することもアナウンスされた。