俳優の志賀廣太郎さんが20日午後8時20分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため亡くなった。71歳だった。所属事務所のレトルが30日、発表した。
志賀さんと17年のTBS系ドラマ「陸王」で共演した内村遥(34)は所属事務所を通じて「『陸王』の撮影後は決まって途中下車して志賀さんと飲みに行き、たくさんのアドバイスをいただきました。優しい志賀さんが大好きでした。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを発表した。
内村は「陸王」で、主演の役所広司(64)が演じた宮沢紘一が4代目社長を務める、埼玉県行田市の老舗足袋製造会社「こはぜ屋」の係長・安田利充を演じた。こはぜ屋の業績が低迷して資金繰りに苦しむ中、宮沢が足袋製造のノウハウ、技術力を生かしたランニングシューズ「陸王」の開発に突き進む一方、志賀さんが演じた専務取締役の富島玄三は、足袋製造に堅実に取り組むよう訴え、時に衝突した。安田は従業員のまとめ役として、宮沢と富島の間で緩衝材の役目を果たしつつ、確かな技術を持つ職人として新規事業と既存事業の両方で活躍する重要な役どころだった。
内村の所属事務所の先輩である役所も、志賀さんの訃報を受けて「ドラマ『陸王』の現場では俳優部の先生のような方でした。チームには欠かせない存在でした。とても良い俳優さんを亡くしました。残念です」と追悼のコメントを発表している。内村は志賀さんの薫陶を受けた1人として“先生”の死を悼んだ。



