TBS系「ぴったんこカン・カン」(金曜午後8時)で1日、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった岡江久美子さん(享年63)が出演した11年11月18日の放送回を特別編集して放送した。

番組冒頭、安住紳一郎アナウンサー(46)のナレーションでスタート。「今夜のぴったんこカン・カンは特別企画。みなさんとともに女優岡江久美子さんの思い出をふり返ります」。岡江さんが司会を務めた「はなまるマーケット」の映像が流れた。

その後、岡江さんと薬丸裕英(54)が司会を務めた同局系「はなまるマーケット」の15周年を記念して2人がゲスト出演した回を特別編集して放送。安住アナは97年から03年まで「はなまるマーケット」にレギュラー出演していたこともあり、2人とは深い縁があった。銀座のイタリアレストランや新宿の思い出横丁でのロケを通して「極端にせっかち」という岡江さんのエピソードなどが明かされた。

「はなまるマーケット」での安住アナウンサーとの掛け合い、ハプニング集、最終放送回の様子など岡江さんとの思い出が盛りだくさんの内容となった。

番組終盤には薬丸が岡江さんへの思いをつづった手紙を披露。

誕生日の度に手紙を送っていたという薬丸。岡江さんの訃報を聞いた際の心境を明かし「あの日から毎日、岡江さんのことを考えない日はありません」。続けて「はなまるマーケット」共演時の思い出、岡江さんの還暦パーティーの思い出を語った。「『はなまるマーケット』の岡江さんは我々共演者やスタッフにとって太陽のような存在でした。だから、これからもずっと天国からみんなのことを照らし続けてください。お願いします」とし、言葉に詰まりながら「『はなまるマーケット』というすてきな番組で、岡江さんとご一緒できたこと、心より感謝しております。本当にありがとうございました。薬丸裕英」と約6分半にわたって読み上げた。

SNS上でも話題になり、ツイッターでは「岡江さんがもういない。その寂しさを痛感する」「こんなに明るい岡江久美子さんで、また泣く」「ありがとうTBS」「岡江さん、この世にいないなんてうそみたい」といった岡江さんを悼む声が集まった。