女優小芝風花(23)が7月期のテレビ朝日系ドラマ「妖怪シェアハウス」(土曜午後11時15分)で民放連続ドラマに初主演することが9日、分かった。「四谷怪談」のお岩さんや“鬼の大将”酒呑童子ら妖怪が登場する奇想天外な物語を、若手実力派がコミカルに演じる。

場の空気を読み、どこか窮屈に生きるまじめな会社員の目黒澪(小芝)が主人公。ダメ男に恋したことで身を滅ぼし、転がり込んだ先のシェアハウスで妖怪との共同生活が始まる。直面する問題をおせっかいな妖怪たちが解決していく中で、澪がどん底から成長していく姿を描くオリジナルホラーコメディーだ。

現代の東京に妖怪がいる「もしも」の世界が舞台で、これまでにない設定に新しさを感じたという小芝。同居するお岩さん、酒呑童子、座敷童、ぬらりひょんは特殊メークを施した俳優が演じ「ビジュアルもかなりすごいんです!」と太鼓判を押す。撮影をこれからに控え「妖怪たちとルームシェアできるなんて、すごく楽しみです!」と収録を心待ちにする。つい言葉をのみ込んでしまう澪の性格にも共感するといい、「応援してあげたくなるような人物を演じられたらいいなと思っています」。

隠れオタク女子を演じたNHK「トクサツガガガ」など、近年コメディー分野で評価を上げる小芝は「なかなか自分の思うようにできていないと悩む人たちに、笑っていただきながら勇気づけられたり、背中を押してくれる作品になるよう頑張りたい」とコメント。7月期枠だが、初回放送日は未定。異色のコメディードラマで、週末に元気を届けてくれそうだ。