歌舞伎俳優の尾上松緑(45)が、新型コロナウイルスのクラスターが発生した舞台「THE★JINRO」の関係者に激怒したブログの反響の大きさに驚きと複雑な思いをつづった。

松緑は12日のブログで、「ふざけるなよ 新宿のと或る劇場で舐めた真似してくれたらしいな」と言及。「感染者が出てしまった事、感染してしまった事に腹を立てているのではない それは現状、いつでも何処でも誰にでも起こり得る事だから」と断った上で、「主催者が“体調不良の出演者が居るのを知っていながら上演を強行した”しかも、何の手も打たずに最終日まで全行程 そして“罹患している可能性が有り、それを分かっていたのに出演し続けている者が居た”と云う事実」に対する怒りをつづり、「万死に値する」「慎め、餓鬼 舞台を舐めるなよ」などといった厳しい言葉で非難した。

翌13日の更新で、「何だ 何が有った 朝、起きたら友達からラインが来て 日記のアクセス数も通常の十倍以上になっていてびっくりした」と反響に驚き、「確かに腹が立ったから強い言葉を敢えて使った記憶は有るが 感じた通りの事を書いただけで、大袈裟に取り上げられる様な事では無いと思うんだけれどな ただ、歌舞伎役者として、品の無い言葉遣いだったとしたら、そこは改めなければいけないか 意見は昨日と全く変わらない でも、感情が立ち過ぎて、言い過ぎの言葉は有ったのかも知れない」と反省も。それでも、「言いたい事も言えないこんな世の中じゃ、ちょっと億劫ではある おっかないね 正直、少々面食らっている」と複雑な思いもにじませた。