ABCテレビ(大阪市福島区)が今秋から、関西朝の生情報番組「おはよう朝日です」(月~金曜、午前6時45分)の放送枠を「前倒し拡大」することが19日、分かった。早朝情報番組「おはようコール」(月~金曜、午前5時)の終了にともなうもので、2部構成での放送が濃厚。司会は現行「おは朝」の岩本計介、川添佳穂の両アナウンサーで進められている。

「おは朝」の愛称で、関西の視聴者に親しまれる同番組は、79年4月にスタート。地域密着のコンセプトを徹底した老舗番組だ。現在「-コール」は午前5時からの放送で、秋以降の同局は、名物番組「おは朝」で、1日の放送を実質的にスタートさせる。

午前帯ながら、世帯視聴率では今なお、2ケタを維持する同番組の“入り口”時間を早めることで、放送の縦の流れを強化するねらいもある。

「-コール」は95年10月にスタート。関西のニュース、スポーツ、エンタメ情報など、早朝から生の情報を、各分野のジャーナリスト、専門家が分かりやすく解説を加えながら、放送してきた。四半世紀、ひとつの節目で放送を終える。