神田うのが31年所属した芸能事務所を退所後、初の公の場に姿を現した際に取材する機会があった。

自身が考案した特製パフェを、キッチンカーで実演販売するというもので、スマホで注文決済を行うテークアウトアプリClickDishesと、麻布十番で人気のフレンチ店「釜津田」と神田の3者が手を組み実現したという。

残暑の厳しい中、屋外の会場にもかかわらず、左胸に「Chef Uno」と刺しゅうされた真っ白な長袖のコックコートに身を包み、白い長ズボンで現れた神田。

テキパキと自分で仕切って、パフェをもってカメラマンの前でポージングを決めたり、キッチンカーに乗り込んでパフェを作る様子を再現したりしていた。一通り写真撮影を終えた後も、一息つく間もなく囲み取材に応じた。

退所後、初めて自らの口でその経緯を語ることを求める取材陣に対して「私のお世話になった方、マネジャーさんたちが全員辞めてしまって。私の居場所がなくなってしまった」と率直に答えた。その一方で「社長は芸能界のパパ。本当に優しい社長なんです」とフォローも忘れなかった。

今後については「いろんなジャンル問わずにプロデュースの仕事や何か物を作ったり生み出したりするのが好きなので、そういうお仕事をやっていきたい」。

今回の仕事も、前所属事務所の人間関係などではなく、元々あった人との縁から生まれたものだという。 取材後には、報道陣に対して「今日はありがとうございました。私が払うので、ぜひ皆さん食べていってください!」と特製パフェを1人1人に自ら配って回った。会場にはイベントを支えるスタッフはもちろんいたが、神田1人で、何から何までこなしてしまいそうな勢いだった。

ブライダル関連でバウムクーヘンの考案に携わったことはあったが、本格的な食料品のプロデュースは初めてだったという。芸能生活31年間で積み上げた実績とその飾らない人柄を武器に、これまで以上に多様な活躍が期待される。