元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」FWのタレント丸山桂里奈(37)が5日、さいたまスーパーアリーナで開催された東京ガールズコレクションで、元サッカー日本代表GK本並健治氏(56)との電撃結婚を発表した。

2人は大阪の女子サッカークラブ「スペランツァ大阪高槻」で12年8月から16年末まで監督、選手の関係で、今年に入って交際を開始。丸山は妊娠していない。

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国民栄誉賞に輝いた、なでしこジャパンのメンバーとは思えない奔放な言動で人気の丸山が、“浪速のイタリア人”と呼ばれるイケメンで、Jリーグ草創期のスターGKだった本並氏と、19歳の年の差を乗り越えて結婚した。

ウエディング姿の丸山が場内に姿を見せると、純白のスーツ姿の本並氏が現役時代をほうふつさせる鋭いキックでボールを蹴り上げ、ともにステージに上った。

出会いは12年。丸山が同2月に移籍加入した高槻が、新監督として本並氏を招聘(しょうへい)したこと。丸山は壇上で、なでしこジャパンでW杯を制した際の監督だった佐々木則夫氏から「桂里奈が、ほれていた部分はあったんでしょう?」と聞かれると「その時からは、ない。監督として、則さんも本並さんもすごいと思っていた。尊敬はありました」と否定。丸山は16年11月に高槻で現役を引退し、本並氏も同12月に監督を退任。その後は同じホリプロに所属し、イベントをともにしたりフットゴルフ部も結成したが、あくまで師弟の関係だった。

互いに男女として意識し始めたのは今年に入ってから。丸山が「唇が良い形をしている、持って帰りたいと思った」と独特な言い回しで感情の変化を説明すれば、本並氏は「ご飯を食べに行っても、ソーシャルディスタンスがある。(関係を)近づけるためには、夫婦にならないといけないと思った」と、コロナ禍が結婚の後押しになったと明かした。

丸山は初婚で本並氏は再婚。都内の区役所に婚姻届を提出したのは4日で、同居はこれからだが、丸山は「家族になることに、昔から憧れがあった」と目を輝かせた。本並氏は「きれいですね。ジャージーかユニホーム姿しか見ていないので新鮮」と丸山を見つめ、目を細めた。

◆本並健治(ほんなみ・けんじ)1964年(昭39)6月23日、大阪府生まれ。86年に松下電器産業サッカー部(ガンバ大阪の前身)に入団。Jリーグ発足後、ガンバ大阪の人気選手として活躍した。94年には日本代表にも招集された。97年にヴェルディ川崎(現J2東京ヴェルディ)へ移籍後、02年に現役を引退。12年に高槻の監督に就任。現在は千葉県の県立白井高校で指導をしている。

◆丸山桂里奈(まるやま・かりな)1983年(昭58)3月26日、東京都生まれ。05年東京電力に入団。同年になでしこリーグ新人王を獲得。米国挑戦、千葉などを経て12年に高槻に加入。16年限りで現役を引退した。W杯に2回、五輪に3回出場。現役引退後はタレントに転身し、天然キャラを武器にバラエティー番組などで活躍。163センチ。血液型O