TBS新人アナウンサーの野村彩也子(23)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じ、「あさチャン!」(月~金曜午前6時)のレギュラーに就任して約1カ月がたった心境やアナウンサーとしての心持ちを語った。

新人アナながら週5日の出演に「毎日が新鮮。まだ慣れた感じはないですけど、みなさん温かく迎えてくださって、なじませていただいている」と感謝した。出演番組が決定したのは出演開始の1週間ほど前だったという。「あんまり考える暇もなく1カ月たったという感じ。よく考えたら、どうやって自分出るようになったんだろうってわかんなくなっていますけど。体当たりって感じですね」と振り返る。

午前6時からの生放送に備え、午前2時30分に起床する日々。「お昼すぎくらいには眠くなってきて、皆さん出社してきて私だけ眠そうみたいな。日本じゃないみたいです」と笑った。朝の情報番組出演は目標の1つでもあったといい「『あさチャン!』にはすごく憧れていました。めちゃくちゃうれしかったですね」と笑顔を見せた。まだ慣れない部分もあるというが「みなさんにお世話になる気持ちで、ひとつずつ初心を忘れずにがんばりたいです」と、前向きに声を弾ませた。

狂言師野村萬斎(54)の長女としても知られるが「両親とも毎日連絡をくれて『今日はこうだったね』ってチェックしてくれて。反応があってうれしいですし、すごい応援してくれている」と明かした。自粛中に発声練習に付き合ってくれたり「あそこはワンテンポ置いて話した方がいいよ」といった具体的なアドバイスをくれたりするという。

もともとエンターテインメントに携わりたいという夢はもっていたが、大学のミスキャンパスのコンテストに出場する中で、「伝える」ことの魅力に気づき、アナウンサーを目指したという。「私ならではの若い女性目線を伝えられたらなって思います。あと近所の友達感覚で近く感じてもらえるようなディスタンスの近いアナウンサーにもなりたいです」と理想像を語った。

直近1年の目標を聞くと「まずは一人前になれるように。そしてテレビをつけたらおうちで明るくなってもらえるように、元気なアナウンサーとして頑張りたいです。笑顔が1番かなと。常に口角あげていこうと思います!」と誓った。【佐藤成】

◆野村彩也子(のむら・さやこ)1997年(平9)9月25日、東京都生まれ。慶応大環境情報学部卒。今年4月TBS入社。同10月から「あさチャン!」「ひるおび!」(月~水)「真夜中のブランチ」など出演。血液型B。趣味は旅行、スポーツ観戦など。