水谷豊主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season19」(水曜午後9時)の11日第5話の平均視聴率が13・8%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は17・9%、第2話は16・4%、第3話は16・3%、第4話は14・9%だった。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が、相棒と事件解決に挑む人気シリーズ。ドラマ誕生から20周年を迎え、反町隆史演じる4代目相棒・冠城亘とのコンビは6年目となった。

国有地の払い下げを巡って収賄疑惑の渦中にいる衆議院議員の白河達也(湯江タケユキ)が、自宅の庭にゴミを投げ込まれるという嫌がらせを受けた。中園参事官(小野了)から直々に捜査を命じられた「特命係」の杉下右京と冠城亘はさっそく白河の自宅を訪問。

そこで右京は、達也の義母・貴代(冨士眞奈美)と24年ぶりの再会を果たした。代々政治家を務める白河家--貴代の夫・秀雄は24年前、収賄疑惑をかけられ、その捜査の最中に死去。実はその事件を担当していたのが、右京だったのだ。

いわくつきの2人に亘が驚く中、貴代の娘で達也の妻である瑞江(池田香織)が公園で男に突き飛ばされ、けがをしたというしらせが。さらに息子の大樹のジャケットのポケットから達也の収賄疑惑を匿名でネタ提供した『告発者X』からの手紙を発見。そこには「本日午後7時までに会見を開き、国民の前で自らの罪を告白しろ」と記されていた。

大樹の拉致未遂事件を調べ始めた捜査一課の伊丹憲一(川原和久)らは、収賄の告発記事を書いたのが法務省から転職した黒崎健太(内田裕也)だと知る。伊丹からの捜査協力を拒否したものの、ある事件以降、右京をリスペクトする黒崎は右京に連絡をとり、情報交換を提案。その矢先、会見を渋っていた達也がマスコミの前に登場した。そして因縁とも言える出来事が再び白河家を襲うことになった。