NHKは16日、都内の同局で会見を行い、大みそかのNHK紅白歌合戦(午後7時30分)への出場者を発表した。欅坂46から先月改名したばかりの櫻坂46(さくらざかフォーティーシックス)が、改名後初出場を決め、喜びを語った。

白い制服姿で、菅井友香ら渡邉理佐ら8人が登場した。森田ひかるが「このたびNHK紅白歌合戦への初出場の機会をいただいて、まことにありがとうございます」とあいさつすると、8人で頭を深々と下げた。「私たちも先ほど知って、まさか出場させていただけるとは思わなかったので、とても驚きました」と明かし、「うれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。これまで応援してくださった方々や、紅白歌合戦で櫻坂を初めてご覧いただく方々に、櫻坂らしさがあふれるパフォーマンスを届けたいと思います」と意気込んだ。

小林由依は「今年は大変な状況の中、私たちも思うように活動できなかったのですが、改名という大きな決断をさせていただいて、新しい一歩を踏み出す、転機になるような1年だったと思います」と振り返った。

欅坂46時代と通算すると、5回目の出場となる。小林は「改名してから初めて出させていただくということで、今までの欅坂では出さなかった私たちの色を、櫻坂として、また新しい一面を知っていただけるようにパフォーマンスさせていただければと思います」と伝えた。

12月9日の改名後初シングル「Nobody’s fault」でセンターを務める森田は、あらためて意気込みを聞かれ、「改名後初めて紅白歌合戦に出場させていただけるということで、すごくありがたいですし、うれしいですが、緊張もします」と心境を明かした。「でもせっかくの紅白歌合戦という大きな舞台なので、たくさんの方に知っていただけるように、力強いパフォーマンスをお届けしたいと思います」と誓った。

15年8月に欅坂46として結成し、16年4月にシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。同年末に紅白歌合戦に初出場し、昨年まで4年連続で出場していた。今年7月に改名と再出発を発表し、10月の欅坂46ラストライブをもって改名していた。改名直後のグループが紅白に出場するのは異例だ。