落語家桂文枝(77)が28日、大阪・国際会議ホールで行われた「第69回令和3年度今宮戎神社福娘発表会」の司会を務めた。

新型コロナウイルス対策で、一般選考40人と留学生5人の福娘全員で同時に舞台に上がらず、自己PRの出番直前まで客席に着席。自己PRの際は5人ずつ舞台に登場した。

開会のあいさつで、文枝は1人でちょうちんのセットが組まれたステージに上がり、「後ろをご覧ください。どなたもいらっしゃらない。毎年ここに50名の若い女性がいらっしゃるんですね。今年はちょうちんが密になっております」と話した。

今宮戎神社は商売繁盛の神様「えべっさん」で知られることから、文枝は「来年こそはえべっさんに、大阪に活気が戻るのを祈るばかり」と願った。

福娘は、女子テニス大坂なおみや、昨年のM-1王者ミルクボーイらのモノマネを披露したり、歌を歌ったりするなどして自己アピールを行った。

40人の中から、会社員の女性、アナウンサーに内定している大学4年生、関東在住の大学2年生の3人が代表に選ばれた。会社員の女性は「暗いこともあるけど、45人で力を合わせてたくさんの人に福を届けたい」と意気込みを語った。

最後に文枝は「来年こそはコロナが収束して平和に暮らせるように」と、大阪で行われる手締め「大阪締め」で発表会を締めくくった。

審査員は元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏らが務めた。

発表会の様子は12月20日午後7時からBS11で放送される。