4人組バンド「クリープハイプ」の尾崎世界観(36)が「新潮」12月号で発表した「母影(おもかげ)」が、「第164回芥川龍之介賞」の候補作に選出されたことが17日、分かった。

同作品は、先月発売の同誌に掲載された中編作品で、母子家庭で育った小学校低学年の女の子が主人公の物語。尾崎は日刊スポーツの取材にコメントを寄せ「普段からバンド活動を通して、自分の言葉と声を使った表現をしているので、今の自分とはかけ離れた人間の声や言葉に興味がありました」と作品への思いを明らかにした。

さらに作品について「小学生の女の子の視点で、わからないからわかる、書けないから読める、そんな感覚を書きたいと思いました」と明かし「この作品を読んだ父親からも『そういえばこんな子供だったね』という感想をもらって、つくづく、ちょっと変わった変な子供で良かったと思いました」とコメントした。

尾崎は音楽活動と並行して、16年に初小説「祐介」を発表。「苦汁100%」「苦汁200%」「泣きたくなるほど嬉しい日々に」などの著書を発売するなど、文筆活動も行っている。