関西を中心に活動する演劇集団「劇団Patch」が25日、大阪・サンケイホールブリーゼで、カンテレとタッグを組んだ音楽朗読劇「マインド・リマインド~I am…~」の公開稽古を行った。

大阪公演は同ホールで26~27日。東京公演は来年1月28~31日に紀伊国屋サザンシアターで開催される。

同作は、ある特定の香りから記憶が呼び起こされる「プルースト現象」の音楽版。登場人物は、ロボットエンジニアの主人公「僕」、「僕」の恋人の「彼女」、「僕」の友人でもある「彼女の弟」、「僕」が訪れるクリニックの「医師」の4人。劇団Patchのメンバーが公演ごとに組み合わせを変えて、僕、彼女の弟、医師の役で3人ずつ出演する。「彼女」は谷村美月(30)と入山法子(35)がダブルキャストで演じる。

初日の第1回公演で「僕」を演じる井上拓哉(25)は「いよいよ明日。今年舞台に立つのは初めてで緊張するけど、稽古でやってきたことをお客さんに伝えられれば」と意気込みを語った。

谷村は「大阪は2日間。そのあとがけっこう空くので、気を緩めないように、誰1人欠けることなく最後までできたら」と話した。