森田健作千葉県知事(71)が26日、千葉市内のホテルで、ニッポン放送「森田健作の青春の勲章はくじけない心」(来年1月1日午後6時)の収録を行った。新型コロナウイルスの感染拡大に加え、鳥インフルエンザの対応にも追われる中、リスナーに向けてステイホームを呼び掛けた。

森田氏は「首都圏では感染者が増えています。千葉県も県民の努力によってある時期までは(感染者が)2桁だったのが、今では3桁の日が続いています。お正月で皆さんも集まりたいとは思いますが、今年だけはリモートにしていただきたい。どうしてもという時は4人以下で、換気と加湿に気を付けて、会話のときはマスクをしてください。ワクチンも開発されました。どんなに長いトンネルでも必ず出口はあります」と訴えた。

同番組にはゲストに警視庁元刑事で刑事漫画などの原作も手掛ける北芝健氏と千葉県在住のタレント田中美和子を招き、トークも繰り広げた。

森田氏は次の県知事選への不出馬を表明している。4月以降は大手芸能事務所サンミュージックの所属タレントとなる。同社は第1号タレントである森田氏に最高顧問への就任を打診する方針。同社幹部は「コロナ禍の中、3月までは知事の仕事を全うしてもらいたい。4月以降のいろいろな仕事のお話もいただいておりますが、あくまでも知事の仕事が終わってから相談します」と話した。【竹村章】