俳優中川大志(22)が26日、都内で、アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」(タムラコータロー監督)の公開記念舞台あいさつに、ともに声優を務めた、お笑いコンビの見取り図とともに出席した。

原作は田辺聖子氏の代表作で、海が好きな大学生の恒夫と、絵と本が大好きな車いすで生活するジョゼとの青春ラブストーリー。03年には妻夫木聡と池脇千鶴のコンビで実写映画化された。

コロナの影響で歓声は制限され、拍手のみで出迎えられた中川は「久しぶりにお客様の前に出て緊張しているんですけど、会場はいつものような声援がなく、自分も潮時かなと…」と冗談交じりにあいさつして笑わせた。

見取り図とは10日、大阪市の水族館「海遊館」で“トリオ漫才”をリモートで披露していた。対面するのはこの日が初めてで、リリー(36)は「僕が“大の方”でトイレしていて…出た瞬間に大志君がいて、そこで初めて会ってあいさつしました」と最悪な場所での初対面だったことを明かした。一方、相方の盛山晋太郎(34)は「少女漫画から飛び出してきたような、タキシード仮面かと思いました」と中川のイケメンぶりを力説し笑わせた。

見取り図は、20日に行われた漫才日本一決定トーナメント「M-1グランプリ2020」を終えたばかり。中川は「M-1、お疲れさまでした。もうめちゃくちゃテレビの前で応援していました。本当に感動して、めちゃくちゃ笑いました」と力強く話した。

最後に、中川は映画について「あたたかい気持ちになれるようなやさしい映画です。繊細できれいなアニメーションの映像を是非大きなスクリーンで楽しんで頂けたら」とアピールした。

同イベントにはタムラコータロー監督も登壇した。