菅野美穂主演の日本テレビ系連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(水曜午後10時)の第1話が13日、放送され、平均視聴率(関東地区世帯)が10・3%だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同ドラマは、恋愛小説家でシングルマザーの水無瀬碧(菅野)と、20歳になっても彼氏ができたことがなく、筋金入りのオタクである娘の空(浜辺美波)の“トモダチ母娘”が恋に奮闘するエキサイティングラブストーリー。

脚本は「ロングバケーション」「オレンジデイズ」「半分、青い。」などで知られる北川悦吏子氏が手掛ける。

第1話。水無瀬碧は、シングルマザーとして娘を育てつつ連載を抱える小説家。“恋愛小説の女王”としてかつて一世を風靡(ふうび)したが、目下の心配事は大学生の娘・空に浮いた話がまるでないこと。空は、筋金入りの二次元オタクとして三次元の恋とは無縁の生活を送っているのだ。

続編を見込んだ碧の渾身(こんしん)の初ミステリー「アンビリカルコード」が大コケしたことで、碧は編集長・小西(有田哲平)から連載の打ち切りを告げられた。沈む中、新しく担当についた雰囲気イケメンの編集者・橘漱石(川上洋平)から次回作にと久々の恋愛小説を発注される。しかし華やかな表の顔とは裏腹に、恋愛から遠ざかっている自分に自信をなくしていた。

その頃、地元商店街の老舗たい焼き屋・おだやでアルバイトをする空の方は、4代目店主で碧の幼馴染・ゴンちゃん(沢村一樹)に、いくつになっても危なっかしい母の心配を漏らしていた。訳あって碧と同じ独身、幼い時からの腐れ縁のゴンちゃんは先代の俊一郎(中村雅俊)と共に頼れるご近所さん。友達のような相棒のような、仲良し母娘の碧と空を温かく見守ってきた。

そんな中、水無瀬家を揺るがす、心ときめく“運命的出会い”が碧と空に訪れようとしていた。さらに空は、大学きっての“陽キャ”モテ男で、同じゼミの入野光(岡田健史)の一言についカッとなり、ある事件を起こしてしまう。恋愛から遠ざかっていた天然母と、恋愛未経験のオタクなしっかり娘。前途多難なエキサイティング・ラブストーリーが始まった。