広瀬すず(22)主演のテレビ朝日系スペシャルドラマ「エアガール」(3月20日午後9時放送)に、藤木直人(48)松雪泰子(48)吉岡秀隆(50)が出演することが19日、分かった。

広瀬演じる主人公・佐野小鞠ら戦後初となるキャビンアテンダント誕生や、日本の航空事業立ち上げに奮闘した男たちを描く史実を元にした物語。藤木は時の首相、吉田茂の右腕としてGHQと渡り合った実業家・白洲次郎、松雪は家族を亡くした小鞠を引き取る叔母の佐野千代、吉岡は民間航空会社設立に尽力した松木静男を演じる。

藤木は広瀬とNHK連続テレビ小説「なつぞら」で親子を演じ、「勝手ながら僕はもうすずちゃんの父親だと思っているので(笑い)、久々に再会できてすごくうれしかったです」と共演を喜ぶ。演じる白洲は航空事業は海外企業に委ねるべきと考え、小鞠たちと対立するが「白洲も同じように日本に対する思いや正義を持っていると思って演じました。それがうまく映っているといいなと思います」とコメントした。

松雪は広瀬の演技を「とても誠実で、丁寧に演じていらっしゃる印象」といい、「純粋にキラキラまっすぐ進んでいく姿は、皆さんの胸を打つのではないかと想像しています」。“日本航空業界の父”を演じた吉岡は、航空史を切り開いた先人たちに思いをはせ「その礎の上で僕たちが今も働くことができるんだとわかって、とても感じるものがありました。今こういう状況だからこそ大切に見てほしい作品です」と話している。

田中哲司、鶴見辰吾、真飛聖、橋爪功も出演。