14日にスタートしたNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の初回の関東地区の総合視聴率が26・3%(関西地区も26・3%)だったとことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。NHKがこの日、発表した。リアルタイムの世帯視聴率が20・0%(関西地区は18・9%)で、録画での視聴を含むタイムシフト視聴率が7・5%(関西地区は8・7%)、両者を足した総合視聴率が26・3%となった。

前作「麒麟がくる」の初回総合視聴率は25・3%、19年「いだてん」は20・3%、18年「西郷どん」は21・9%だった。

「青天を衝け」は日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮(27)。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近大日本の礎を築いた。脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。