テレビ東京系経済番組「ガイアの夜明け」(火曜午後10時)と「カンブリア宮殿」(木曜午後10時)が、4月からそれぞれ放送枠を変更することが28日、分かった。「ガイア-」は金曜午後10時、「カンブリア」は木曜午後11時06分に移動する。

今春19年目を迎える経済ドキュメンタリー番組の「ガイア-」は、03年に現在の火曜午後10時に枠移行し、放送時間の変更は2回目となる。清水昇プロデューサーは「タイトルに『夜明け』という言葉があるのは、番組が始まった当初、景気が悪く、日本全体が暗く感じたからです。今も、新型コロナウイルスの影響で、鬱屈(うっくつ)とした世の中ですが、頑張る人たちを取材し、放送することで、テレビを見ている人に元気と勇気を与えたいと思っています」とコメント。

企業のトップをゲストに経営者の本質に迫る「カンブリア-」は、放送15周年を迎える。桧山岳彦チーフプロデューサーは「番組の顔である村上龍さん、小池栄子さん、番組開始以来の不動のコンビは変わりません。番組では『コロナ禍の今、ピンチこそチャンス』とばかりに逆境に屈せず、果敢に挑戦する経営者の言葉や企業努力を映像にして、よりリアルに伝えていきたいと考えています」と話している。

同局では、3月29日放送から経済番組「ワールドビジネスサテライト」(月~金曜午後11時)のスタートを1時間繰り上げ、月~木曜午後10時(金曜は午後11時のまま)に変更。現在火曜と木曜の10時台に放送する「ガイア-」「カンブリア-」の2番組を引っ越しすることとなった。