第15回声優アワードで主演女優賞を受賞した石川由依、助演男優賞を受賞した島崎信長、助演女優賞を受賞した鬼頭明里が6日、文化放送で行われた「文化放送 超! A&G+スペシャル 第十五回声優アワード授賞者発表SP」に生出演した。新型コロナウイルスの感染防止の観点から、受賞者から3人が生出演したが、受賞発表後のクロストークで、コロナ禍で変わったアフレコ現場の現状と、感謝の思いを語った。

コロナ禍以後のアフレコについて聞かれ、鬼頭は「普段(コロナ禍以前)は集まって収録するのが、3人とかで(チームを組む形で)バラバラになった」と説明。その上で「でも『おうち時間が増えて、アニメを見て元気になった』という声を聞いて、新しいスタイルの中で、頑張って収録しています」と、外出自粛でアニメを見る時間が増えたファンの声が力になっていると明かした。

島崎は「いろいろな工夫をして、声を掛け合って、今まで通り取ることが出来るよう尽力されている。何倍もの時間をかけて『ここからはAさんとBさんと録って』と調整して組み合わせている。今まで通り声の芝居をしたいというのはあるけれど、やりやすくしていただける」と、アフレコ現場のスタッフの尽力が大きいと説明。その上で「『収録、大変ですね』と言っていただけるんですけど…スタッフさんに『尽力してくれてありがとう』と思ってくれたらうれしいですね」とファンに呼びかけた。

石川も「当たり前に今までやっていたことが、当たり前じゃなくなって、苦しい時期もあった。けれど、発見できた。感謝の気持ちを忘れてはいけないと感じたのは、この時だからこそ」と感謝の念を新たにしたと強調。その上で「今後、改善したとしても、たくさんの人の協力で素晴らしいアニメが出来ている。私自身、頑張らないといけない」と語った。